Facebook(フェイスブック)は購買力のある世代やビジネス利用層に届きやすいSNSです。
総務省が令和6年度に実施した調査によると、Facebookの利用率は全世代で26.8%であるのに対して、30代で39.2%、40代で38.6%と、職場で中核を担う世代に多く利用されています。Facebookの企業アカウントは、購買力の高いターゲットオーディエンスにアプローチできるため、有力なSNSマーケティングツールといえます。
この記事では、Facebook企業アカウントの作成方法と、2026年の仕様に基づいたアカウントの運用方法を解説します。

Facebookの企業アカウントとは
Facebookの企業アカウントとは、企業やブランド、店舗などが公式情報を発信するためのビジネス用ページのことです。
企業アカウントと個人アカウントとの違い
個人アカウントとは異なり、次のようなビジネス向けの機能が利用できます。
- 会社情報(住所・営業時間・ウェブサイト)の掲載
- Facebookショップによる販売
- フォロワーへの投稿配信
- コメントやメッセージの管理
- アクセス数や反応など、インサイトの分析
- 有料広告の配信
- Instagram(インスタグラム)との連携
- 複数人での管理・運用
Facebookの企業アカウントをつくるメリット
- 低コストでマーケティングチャネルを増やせる:Facebookの企業アカウントは無料で作成でき、住所や営業時間の掲載、投稿、イベント告知、メッセージ対応など、多くの機能を追加費用なく利用できます。
- FacebookとInstagramをまとめて管理できる:Meta Business Suite(メタビジネススイート)を使えば、FacebookとInstagramの投稿や広告を一元管理できます。
- 顧客とのコミュニケーションがしやすい:コメント返信やメッセージ機能を通じて、顧客と直接やり取りできます。継続的な発信と丁寧な対応を重ねることで、信頼関係の構築やリピート購入につなげることができます。
- ファンのコミュニティを築ける:Facebookは実名登録が原則のSNSであるため、匿名性の高いサービスと比べると炎上などが少なく、落ち着いたコミュニティを形成しやすい傾向があります。
- チームで運用できる:複数の管理者で運用できるため、役割を分担しながら効率的にページを管理できます。
Facebookの企業アカウントの作り方
- Facebookの個人アカウントにログインする
- Facebookの個人アカウントの右上のメニューから [ページ] を選択
- ページを作成する
- ビジネス情報を入力する
- プロフィール写真、カバー写真を設定する
- アクションボタンを追加する
1. Facebookの個人アカウントにログインする
Facebookの企業アカウントは、個人アカウントから作成する必要があります。
個人アカウントがない場合は、アカウントを作成しましょう。名前、生年月日、メールアドレスか電話番号と、パスワードをいれ、SMSまたはメールに送られてくる認証コードを入力して登録を完了します。
2. Facebookの個人アカウントの右上のメニューから [ページ] を選択
個人アカウントにログインしたら、画面右上のメニューをクリックします。
表示された一覧から [ページ] を選択しましょう。
![Facebookの個人アカウントの右上のメニューから [ページ] を選択](https://cdn.shopify.com/s/files/1/1958/6155/files/facebookbusinesspage3.jpg?v=1772598160)
3. ページを作成する
ページの作成画面に切り替わるので、左側にある入力フォームで、以下の項目を入力します。
- ページ名:ブランド名、企業名、店舗名などを入力
- カテゴリ:ビジネスの業種など、近いカテゴリを選択
- 自己紹介:ブランドについての説明を追加
入力が終わったら、[Facebookページを作成] をクリックします。

4. ビジネス情報を入力する
ページが作成されると、ビジネス情報の入力画面が開きます。
ウェブサイトのURLや電話番号、メールアドレス、住所、営業時間などを登録しましょう。
5. プロフィール写真、カバー写真を設定する
プロフィール写真の右下についているカメラマークをクリックすると、プロフィール写真を設定できます。また、カバー写真の位置の右下にある [カバー写真を編集] ボタンをクリックすると、カバー写真を変更できます。
それぞれの写真の推奨サイズは次の通りです。
- プロフィール写真:幅320ピクセル×高さ320ピクセル(1:1)。円形にトリミングされます。
- カバー写真:幅851ピクセル×高さ315ピクセル(16:9)。カラーモードがsRGBで、100キロバイト未満のJPGファイルだと、読み込みが早くなります。カバー写真にテキストやロゴをいれたい場合、スマートフォンでは左右が切れてしまうため、必ず写真の中央に配置してください。
6. アクションボタンを追加する
企業アカウントページの上部に、ウェブサイトへのアクセスや店舗への電話などを促す、CTA(コールトゥアクション)ボタンを追加することもできます。
CTAボタンを追加するには、カバー写真の右下にある [・・・] をクリックし、[アクションボタン] をクリックします。

追加したいボタンを選択してから、[次へ]をクリックし、情報を入力して手順を完了させます。
Facebookの企業アカウントの運用方法
2026年現在は、Facebookページ単体で管理するのではなく、Meta Business Suiteという管理画面を通じて運用するのが一般的です。以前はFacebookビジネスマネージャと呼ばれていた機能が、現在はMeta Business Suiteに統合されています。これにより、Meta社が出しているSNSであるFacebookとInstagramをまとめて管理することができるようになりました。
Meta Business Suiteの管理・運用を始めるには、次の手順に従ってください。
- アカウントを作成後、Meta Business Suiteにアクセスする
- [利用を始める] をクリックする
- Facebookのアカウントでログインする
Facebookページの右上のプロフィール写真をクリックし、[Meta Business Suite]をクリックすることでも移動できます。
Meta Business Suiteで運用できること
FacebookとInstagramへの投稿
Meta Business Suiteでは、FacebookとInstagramの両方に同時に投稿を行うことができます。アカウントを連携しておけば、ページを切り替える手間をかけることなく、次のような作業を行うことができます。
- 投稿やストーリーズの予約投稿
- 下書き保存
- メディアライブラリでの画像・動画管理
受信箱の管理
Facebook、Messenger、Instagramに対して、メッセージへの返信、コメント管理、自動返信の設定などを、まとめて確認できます。
複数のアプリを行き来する必要がないため、対応の抜け・漏れを防ぐことができます。
ターゲットオーディエンスの分析
Meta Business Suiteのインサイト機能では、投稿のリーチ数やクリック・いいね数などのエンゲージメントに加えて、次のようなフォロワー属性を確認できます。
- 年齢層
- 性別
- 地域
- アクティブな時間帯
Facebookマーケティングでは、「誰に・どのタイミングで・何を届けるか」が重要です。これらのデータをもとに、オーディエンスの属性や行動を分析し、改善を重ねることで、ブランド認知から購入に至るまでのマーケティングファネル全体を最適化できます。
広告の作成
Meta Business Suiteから、FacebookとInstagramの両方に広告を配信できます。年齢や地域、興味関心などを指定して配信できるため、効率的なデジタルマーケティングが可能です。
アクティビティの一括管理
[アクティビティ]タブでは、投稿へのいいね・コメント・シェア、フォローの増減、メッセージの受信、広告の開始・終了、ページ設定の変更など、FacebookとInstagramのビジネス関連アクションをまとめて確認できます。未読メッセージや対応が必要な項目については、[やることリスト]で表示されるため、優先順位を付けて対応できます。

ShopifyとFacebookの企業アカウントを連携する方法
Facebookページは、Facebook & Instagramというアプリを利用することで、Shopify(ショッピファイ)と連携することも可能です。FacebookやInstagramを含めたマルチチャネルでの販売・集客を検討している場合、有効な選択肢のひとつです。連携方法は次の通りです。
- Shopify管理画面から [設定] > [販売チャネル] へ移動します。
- [Shopify App Store] をクリックします。
- Shopify App Storeで「Facebook」と検索し、「Facebook & Instagram」を選択します。
- [チャネルを追加] または [アプリを追加] をクリックし、アプリをインストールします。
- インストール後、[設定を開始] をクリックします。
- [アカウントを連携] をクリックします。
- Facebookアカウントにログインします。
- 使用するFacebookページや広告アカウントなどのアセットを選択します。
- 利用規約に同意し、[設定を完了する] をクリックします。
まとめ
Facebookの企業アカウントを作成することで、情報発信だけでなく、広告配信やインサイト分析、Instagramとの連携など、ビジネスに活用できる機能を利用できます。
Meta Business Suiteを使えば、FacebookとInstagramを一元管理でき、効率的な運用が可能です。さらにShopifyと連携することで、商品カタログの同期や広告活用など、販売導線を強化することもできます。
自社のターゲットや販売戦略に合わせて、Facebookの企業アカウントの活用を検討してみましょう。
Facebookの企業アカウントについてのよくある質問
Facebookの企業アカウントとは?
Facebookの企業アカウントとは、企業やブランド、店舗などが公式情報を発信するためのビジネス用ページのことです。会社情報の掲載や投稿配信、広告運用、インサイト分析、Instagramとの連携など、事業向けの機能を利用できます。
Facebookの企業アカウントは無料で作成できる?
企業アカウントの作成自体は無料です。ページの作成や投稿、メッセージ対応などの基本機能も追加費用なしで利用できます。
広告を配信する場合は広告費が発生します。
Facebookの個人アカウントと企業アカウントの違いは?
個人アカウントは友人・知人との交流を目的としているため、商用利用が認められていないのに対して、企業アカウントは事業利用向けに設計されているため、商品・サービスの紹介やCTAボタンの追加などによる販売促進が可能です。
文:Taeko Adachi





